土曜の5時に移動したドラえもん

ドラえもんが土曜日の午後5時に移動してから約1か月がたった。
当初、この時間変更を知った私は正直かなり残念な気持ちになった。
それもそのはずだろう。子供の時からずーっと金曜日の夜7時=ドラえもん
で生きてきたから。
小学生の時はドラえもんを見るとようやく学校の1週間が終わったという気持ちにさせてくれる存在で、それは中学、高校、大学になってからも変わらなかった。
中学、高校の時は部活の関係で家に着くのが7時過ぎになり当時の家のテレビには録画機能がなかったから最初からは見れなかったが、それでも毎週かかさず見ていた。見ないと1週間が終わったという感じがしてこなかった。
ただ単に楽しいアニメ、という枠を超えドラえもんは私の生活の中に溶け込んでいたのかもしれない。
そんなドラえもんの曜日と時間が変わるというのは本当にびっくりした。
でも、そんな心配は初めて土曜日の5時に放送されたドラえもんを見てすべて消えた。
曜日や時間が変わっても今までの楽しさとはなにも変わらなかった。よく考えてみれば当たり前かもしれないが、「土曜日の午後5時」とうワードに敏感になりすぎていたのかもしれない。
番組の最後に「スネ夫と茂雄」というコーナーがあるが、夕暮れ河川敷での2人のやりとりが土曜日ではあるが「あぁ…今週も1週間が終わったんだな」という何とも言えないしみじみとした感情を覚えた。夕暮れというのがいいなと思った。これは夕方5時に移動した象徴だと感じた。
共感できる人がいてくれたらうれしい…。